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9/17

2022

フィリピンバギオ生活1日目

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フィリピン生活日記 初日

ただの日記です。

9/16 の夜にマニラのニノイ・アキノ空港のターミナル 3 に着いた。

学校が手配してくれた車でマニラからバギオに向かう手はずだったので、 着いた旨を伝えるために、日本で買っておいた SIM を使おうとするも、なぜか繋がらない。 かなりテンパったが、プランを Activate する必要がありそのために WIFI が必要だった。 無限に SSID は飛んでいるもののどれを使っていいかわからなかった。 とりあえず、入国もできていない状態だったので、入国手続きをすることにした。

初めての海外だったため、普通にどこにいけばいいのかがわからず、とりあえず人の流れに沿って進んだ。 預け荷物を取る機会を逃してないか心配だったが、他の人も大きな荷物をもっていなかったので、そのまま進んだ。

必要なものはパスポートと入国カードのはずなので、手元に出すために腹に抱えたリュックから頑張ってファイルを取り出した。 この動作もなんかカモ感ありそうだなと反省した。

まず最初に男のオフィサーに入国カードを出した。なんか質問されたが、シズルのインタビュー並みにポカンとしていたら OK と言われ通してくれた。

その後、女のオフィサーにパスポートと One Health Pass の QR コードのコピーを渡したら、「チケットをくれ」といわれた気がしたので、成田でもらった搭乗券をだしたが「違う」と言われた。 もはやよくわからんかったのでいろんな印刷物が入ったファイルをそのまま提出して、「チェックプリーズ」と伝えると、その中に 1 ヶ月後に帰国するチケットの情報が入っていたせいか、 「10/14 に出るの?」みたいなことを聞かれた気がしたので、正直に練習しておいた英文である「アクチュアリー、アイムガナエクステントマイビザ、アイムガナステイイングリッシュスクール」を伝えて、 印刷しておいた学校の入学許可書を見せるとサムズアップをして通してくれた。

この時点で自分のコミュ力にはかなり難があることがわかった。なかった自信がマインドクラッシュされて、さらに打ち砕かれた。

その後は荷物をとってドライバーに連絡するというミッションが待っていた。 荷物はどこか、Wifi はどこかとうろちょろしていると「ニホンジン?」と声をかけられた。 カモの覇気が出てたに違いない。 とりあえず「あーあーいえーいえー」と言いつつ無視をしておいた。 スルースキルが高いのは悪くないなと思った。 荷物は普通に流れて来たが、先客に取られても気づけないなとおもったので、今後は早く入国してバッグの出入り口で待機しておいたほうがよさそうだと思った。

Wifi がなければ始まらないので、頑張って警備員に「キャン アイ ユーズ  WIFI?」と聞いてみると「〜〜  OHP」と言われた。 「Thankyou」と伝え、SSID を探すと確かに「OHP」という WIFI が鍵無しで提供されていたため、速攻つないで SIM のアクティベートをした。(はずだったが、この時点ではなぜかできていなかった。)

この Wifi につないだまま、What'sApp というメッセンジャーアプリでやりとりをする。 待ち合わせ場所のバーガーキングに向かおうとするが、人混みばかりでどこにあるのかわからない、極力 iPhone を外に出して置きたくないという気持ちもあり この時点でかなりテンパっていた。

また別の警備員に「ウェアイズバーガーキング」と聞いたが、バーガーキングの発音が悪く 2,3 回聞き返された。 しょうがないので、スマホでスペルをみせたら「oh burger king」みたいなことを言われながら指を指して教えてくれた。

バーガーキングの近くにはデュラララのブルースクエアのメンバーみたいな男 2 人が MONOL(学校名)のプラカードを持って待っていてくれた。 「ソーリーフォーレイト」と自分の名前を伝えると、気さくに話しかけてくれたが何を言っているのかわからなかったので、絞り出した言葉が「ソーリー アイキャンとスピークイングリッシュ」だった。

そのまま排気ガスと人混みでやばく熱気だったマニラの、信号も無い横断歩道を突っ切っていく 2 人に必死についていくと、ブルースクエアが乗ってそうなヴァンに案内された。

この時点で、もしかしたらこの人達は俺を騙しているかもしれないという疑念が湧いたが、公式のメールのやり取りから What'sApp への誘導、先程のやり取りの中で中間者攻撃を仕掛ける余地はないと思い、断腸の思いでヴァンに乗り込んだ。 出発する前運転手の兄さんは「腹減ったりトイレ行きたかったら行ってくれ」的なことも言ってくれた。 同じ境遇の生徒を何人かピックアップしていくと思いきや私しかいなかったので「Only me?」と聞くと「Only you」と言われた。 この時点で映画ホステルのように拉致される未来を連想したので、とりあえず何か起こったらどう窓を開けるか、荷物を捨てて走るべきかを考えた。 少しでも機嫌を取るために日本で買った白い恋人を 2 枚ずつ渡した。「サンキュー」といわれたが、今思い返すと初対面の人間が食べ物を渡すのはかなりあやしい行為だったかもしれない。

運転中、運転手の人はパーカーのフードをかぶっており、助手席に乗ってる人は携帯で You Tube を見ている。 時々車が止まる時には仲間の強盗が車に押し寄せて来ないか心配だったが、単にトイレにいったりセブンイレブンに寄ったりしているだけだった。 もしかしたら目的地とは全然違う場所に向かっているんじゃないか?と不安になりつつスマホを操作するが、全くネットにつながらない。アクティベートに失敗したことにこの時点で気がついた。

ちなみに GoogleMap のアプリではオフラインマップという機能が提供されており事前に地図をダウンロードしておくことで、オフラインでも GPS を受信して位置を知ることができる。 ちょうど昨日知ったので今後はバリバリ活用していこうと思う。

マニラを離れて田舎に入ると運転がかなりアグレッシブになってきた。ガチで峠を攻めている。ガンガン追い抜いて行くが、本当に対向車が来てないか見えてるのかが不安だった。

正直めちゃくちゃ眠かったが、目をつぶっている最中に何が起こるかわからないため、必死で目を開けていた。 脳は寝ちゃだめだといいつつも 10 秒以内に意識が飛ぶという現象を繰り返す中で一つ悟ったことは、頭の中で考えたり耐えたりしても何も変わらないということで、 寝ないように姿勢を正すことを心がけたら意識が飛びにくくなった。

ヴァンに揺られることかれこれ 5 時間、ようやく学校に着いた。 運転手の人に感謝を伝え別れると、速攻部屋に案内してくれたのですぐに眠りにつけた。

正直フィリピンのマニラでは警察含めて何もかもが信用できないというイメージがあったため心底安心した。 普通に命があってよかったなって思った。 俺たちの戦いはこれからだ。