フィリピン生活日記 三週間経過
英語学習進捗
フィリピンのバギオに来て三週間がたった。
正直英語が上達したとは言えないが、中学英語が最低限わかれば、消費者としては生きていけるということだけはわかった。
まず、買い物やレストランでの食事は指差しだけでなんとかなる。
買い物時にホゲホゲ聞かれたことがあったが、「Microwave」 という言葉だけ聞こえたので、温めなんだなと思って笑顔で「No」といったり、「Point Card」という言葉が聞こえたので、笑顔で「No」といったりした。
とっさだと本当にそれだけくらいしか会話ができない。
もちろんこちらから質問するときとかはそれなりに文章を作り上げて伝えることはできるが、相手が言っていることは基本わからない。
(英語に詰まっているときのわいイメージ)
これだけ無能感があると、詐欺にでも合いそうなものだがそうでもないこともわかった。
一度タクシーにのったとき、運転手があからさまに遠回りをし始めたことがあった。何をいってもタガログ語で謎い言い訳をしていたが、とっさに「Here!」と腹から声がでて気づいたらドアを開けていた。金は払った。
ちゃんとやるときはやれるんだなと他人事のように思った。
また、学校にはアジア圏の各国から留学生が来ているが、もちろん十分な意思疎通はできない。
だがとりあえず「Hello」とか「Good Morning」とかを笑顔で敵意がないことだけを示せば、それなりにいい雰囲気を保つことができる。
最近は同じ時期に入った韓国人と、日本語が話せる台湾人と遊んだりしている。中学英語だけどそれなりに楽しく会話ができている気がする。
まとめると、英語力よりも、雰囲気を読み取る力と雰囲気だけは良くする力でなんとかできている。
どんだけ仕事ができなくても仕事場の雰囲気だけは壊さなければそれなりにうまく生きていけるのに似ている気がする。
あとは、困っているとみんな手を貸してくれたり、待ったりしてくれるので安心できている。
ただ、もちろん自分の目標は消費者としてではなく、 一人の社会人として英語を使って生きていけることなので課題しか無い。
生活環境について
設備について
自分の学校は Monol という寮付きの学校で、生活しやすいような以下のような様々な設備やサービスがある。
正直、福岡で 3 万の 1k で暮らしていたワイからすると生活レベルは相対的に上がっている。
日本より南国に位置するので、とんでもない虫がでるんじゃないかと思ったが、バギオは標高 1,500m なので、あまり虫はいなかった。(たまにくるぶしをダニっぽいのにさされたりする。ゴキブリとアリの生存は確認)
-
一人用個室
- シャワー
- トイレ
- 貴重品用金庫
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 高速インターネット(5g も使えるらしい)
-
共用設備
- ウォーターサーバー
- キッチン
- ジム
- サウナ
- ねっこ
- 湯沸かし器
- 洗濯機
- バルコニー
- 食堂(1 食 160 ペソ)
-
サービス
- 洗濯
- ルームクリーン(希望者のみ)
食生活について
食事処は学校の食堂だけでなく、フードパンダや Grab などのデリバリーも使えるし、近くに何件かレストランがある。
フィリピンに来てから一度も食中毒的な症状に見舞われたことはない。
実はバギオでは飲水の衛生水準が法律で定められており、寮だけでなくレストランなどでも飲水の心配をする必要はないようだった。
食事も甘味と塩味と酸味のバランスがいいものが多く、味に不満に思うことはない。
あとは日本に比べて 1.5 倍くらい安い。
とはいえ、自分自身 3 日くらい常温で置いておいたお茶を飲んだりして鍛えていたりしたので、ヒトによってはわからない。
あとは、基本的に食材の衛生管理の質が日本に比べて低いので、図太い精神がないと辛いかもしれない。
ワイは飲める水と熱の通った食材であれば OK
画像 | 説明 |
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グローブつけるの普通に便利なので日本ではやってほしい | |
ビリヤニ 600 円くらい。日本だったらこれで 2,000 円 | |
pares with rice at limpo。200 円ちょい。普通にめちゃくちゃうまい。limpo はポークという意味。めちゃやわらかい。 | |
我らがジョリビー。いろんな店のハンバーガー食べたけど、パティが給食のハンバーグみたいな感じなので日本のハンバーガーが至高 | |
カフェのハンバーガー。やっぱりパティの作り込みがあまい。 | |
ピザ | |
ピザじゃなくて Pizza | |
謎野菜のサラダ。コゴミのようにみえたが舌がしびれたので食べるのやめた。 | |
よさそうなカフェ | |
ナイトマーケット。指のない、浅草にいそうなおっさんから寄付をねだられたけど、屈強なガードマンが追い払ってくれた。人が多いところには割と信頼できるガードマンがいるのがバギオのいいところ。 | |
近くの日本料理屋。日本人いなかったし、味も微妙だった。 | |
店内の動画 | |
フィリピンっぽい青果店 | |
米の提供の仕方がエグい。(スーパーマーケットはもっと新鮮なはず) | |
肉の売り方はもっとエグい(スーパーマーケットはもっと新鮮なはず) |
英語学習について
私の学校の一日のカリキュラムは以下のようになっている。授業は一時間単位。
先生は基本的に熱意があって、質問しやすい雰囲気を保ってくれている。
とはいえ、たまに癖の強い先生もいるので、生徒が先生をチェンジできる仕組みがしっかりと備わっている。
実は私も、スピーキングの先生のやる気を感じなかったり、スピーキングの授業なのになぜか書き写し作業とかさせられたので、クレームいれたあとチェンジしようと思ったが、
どうやら、その先生もこの学校での経験が浅かっただけのようで、自分が先生役としてテキストブックの内容を教えてそれを先生がサポートするという革命的手法を提案することで、テキストブックの内容が頭に入ることはもちろん、英語でのプレゼンテーション能力の向上も図り、スピーキングにさける時間を飛躍的に上げることができたので大変満足している。
- 7:00 発音(グループクラス。任意で出席。元々出席していたが、発音は他の先生もしてくれるし、生活リズムくずれるのででるのやめた。)
- 8:00 スピーキング (マンツーマン)
- 9:00 スピーキング (マンツーマン)
休憩時間
- 13:00 ディスカッション (マンツーマン)
- 14:00 リスニング (マンツーマン)
- 15:00 リーディング (マンツーマン、最近は単語ごと発音矯正してもらってる。)
休憩時間
- 17:00 グラマー (グループ)
自由時間
この学校のいいところは、SRD(Student Relative Depatment) という生徒の学びやすさ、生活のしやすさなどに焦点をあてた部署がめちゃくちゃ機能していることで、
この部署に相談すれば困りごとは基本的に解決する。先生を見張る役目もあるので、メリハリのついた雰囲気で授業できている気がする。
ただ、たまに先生も普通に文法を間違えてるときとか、読解ミスしたりしてることもあるし、指摘してもピンときてないこともあったりするので、日本のリーディング、グラマー能力は
悪くないなとは思ったし、公用語として英語を話しているヒトでも理解できない文章があるのだと思ってある意味自身につながった。
インターネット & Sim 事情
前述したとおり、寮の Wi-Fi が優秀なので、通信に困ることはない。 ただ移動するときの為に現地の SIM を使っている。 現地では Glove or Smart が一般的だ。 この SIM はプリペイド式なので、使う前にお金をロードしてやる必要がある。(ごく少量の通信なら sim を指しただけでできるようになるけど。) ロードするためには、ロード番号が必要でそのロード番号を SIM に紐付けた上で、ロード番号宛にペソを入金する。 さらにペソを入金しただけではだめで、入金したペソでどのプランを買うかを選択して適用する必要がある。
改めて Smart の場合の手順を説明すると
- GigaLife というアプリをダウンロードしておく
- サリサリストアやコンビニ、ショッピングモールで Sim(50peso) を買う。
- ロードカード(100peso)をショッピングモール等で買う。(これはサリサリストアには売っていなかった)
- sim をスマホに挿入(iOS であれば勝手に通信環境を設定してくれたけど、もしかしたら通信環境の設定が必要かも)
- sim にロードカードに記載の番号を紐付ける。(紐付け方はロードカードに記載されているが、電話で特定の番頭+ロード番号にかけるだけ。)
- GigaLife で sim の電話番号を使って サインアップしてロード番号等を登録。
- GigaLife アプリ経由でデビットカード等を使って入金
- アプリからプランを選択して適用。TikTok 使い放題とか電話できるとかいろんなタイプのプロモがあるので選択。わいの場合は、利用期限があるとめんどいので 6G の通信が無期限で使える ALL ACCESS DATA のカラムの MAGIC DATA という 199peso のプランを適用した。
- 晴れて通信ができるようになる。
6G もあれば動画等を見なければずっと使えるし、これが約 900 円くらい。かなり安い。
実は町中を歩いているとサリサリストアなどに必ず通信会社の広告がはられていて、ロードできるとかなんとか書いてあるのだが、実はアプリがなかった時代は、ロードカードをサリサリストアやコンビニに持っていって、お金を渡して入金してもらう方法が一般的だったようだ。もちろん今でもできるはずだけど。
バギオに来て感じたカルチャー
交通
- 信号がなく、人が車をさくように横断する。渡るときめちゃくちゃ怖い。
- 車がめちゃくちゃクラクション鳴らす。(どうやら人が横断歩道わたらないように牽制しているようだ)
- タクシーめちゃ安い。3km 乗っても 300 円くらい。
- ジプニーとか言うド派手な激安移動手段がある。(一回 11peso)
- 盲人キラーな不安定な歩道
- 車の荷台にめっちゃ人が乗ってる。
- タクシーの中でゴキブリがでる。(一緒に乗った学校の台湾女子がめっちゃ悲鳴あげてた。)
買い物
- サリサリストアとかいう宝くじ販売所みたいなのがたくさんあり、スナック等を売っている。住宅街のなかにコンビニ感覚で存在する。
- 大きい店や ATM 近くにはガードマンがいて、荷物を軽く検査したり、危険物の有無をチェックしている。
- 基本的にカード払いできないので、現金おろして使っている。ATM では一回に最大 20,000peso しか引き出せず、一度の引き出しで 250peso 取られる。( 一部の店によってはカード使えたり、GCash や GrabCash というキャッシュアプリが使える。)
- シャーペンの芯がどこにも売っていない。
- SM モールというショッピングモールが田舎のイオンの役割を果たしている。
- 品物を袋にいれてくれる専用の人がいる。
- 店員が歌ったり話したりしている。
- 買い物時に値段が小数点まで計算されるけど、お釣りとして帰ってこず、結局 1 peso 単位まで繰り下げられる(centavo という単位らしい。)
- 日本円と違い硬貨をパット見で見分けるのが難しいので辛い
食
- Jolibee というご当地のハンバーガーショップがいっぱいある。
- お酒が安い。ビール一杯 200 円くらい
- 肉料理に細かい骨が混入しがち
- 生肉が常温で露天に売っていることがある。
- 米が裸の状態で量り売りされている。
- 露天で Bault とかいう月島雫の小説にでてきた鳥っぽいやつを食べたりする。
その他
- 標高高いから雲の中で生活している感じになる。
- 犬猫が、普通に道歩いてる。バギオの犬はアンチ狂犬病ワクチンを打っているので一応安心らしい。
- サビ、コンクリート、泥、植物によって継ぎ接ぎされたような風景に囲まれている。
- 建物が漏電している気がする。(冷蔵庫や Mac、iPad が帯電する。)
その他写真
画像 | 説明 |
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寮のワイの個室 | |
部屋から見える景色。勉強が捗る。 | |
スキな景色 | |
学校から見える景色 | |
景色を見ながらのジム。時間帯によっては貸し切り。スキな音楽を流して歩きながらボキャブラリを鍛えるのを日課にしている。専属のコーチもいて、筋トレのみならずヨガ、格闘技等を習うことができる。 | |
住宅街 ファンタジー感あってスキ | |
ただの道だけどこの感じ、わりとすき。 | |
膝に乗ってきたかわいいぬっこ。噛まれたら敗血病で死ぬかもと思ったけど可愛さに抗えなかった。 | |
ジプニー外観 | |
ジプニー中。お代は隣の人にバケツリレーして運転手に渡す方式 | |
ジプニーからみた動画 | |
普通にいるいっぬ 基本吠えないし噛まない。 | |
普通にいるいっぬ 2 | |
いっぬ 3 | |
激坂 | |
サリサリストア | |
普通にこんな感じで 2 階以上の建物建てるから逆に技術力高そう | |
実際に人が住んでるっぽい。ここまでの家は珍しい。 |
閲覧注意(鳥)
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画像 | 説明 |
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実は味は普通にわるくない。チキン。 | |
月島雫御用達のチキン。味はわるくない。 |